軽量たばこ、2段階で増税へ 21年10月に紙巻き同水準

 政府、与党は9日、2020年度税制改正の詰めの協議を行い、葉巻たばこの一種である軽量の「リトルシガー」に対し、たばこ税を2段階で引き上げる方針を固めた。現在は構造が似た紙巻きたばこよりも税負担が軽くなっており、増税で公平性を確保する。税率は21年10月に1本当たり約15円と、紙巻きと同水準となる。

 企業関連は、第5世代(5G)移動通信システムの普及に向けた税優遇策の財源にするため、賃上げや設備投資に積極的な企業への減税の適用条件を厳格化し、対象を絞り込む方針も判明した。


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