平安装束で安全運転啓発、和歌山 女子高生ら、世界遺産の観光客に

平安時代の装束を身にまとい、交通安全を呼び掛ける高校生ら=8日、和歌山県那智勝浦町

 和歌山県那智勝浦町にある世界遺産・熊野那智大社のご神体「那智の滝」近くで8日、平安時代の装束を身にまとった女子高生らが、車で訪れた観光客に師走の交通安全を呼び掛けた。

 同県警新宮署は、交通安全運動や広報活動への協力を、県立新翔高(新宮市)に依頼している。今回は吹奏楽部とハンドボール部の生徒計26人が参加した。

 啓発用チラシなどを配った1年生の須川珠々さん(16)は、きらびやかな装いで「休憩を取りながら安全運転をし、世界遺産の観光を楽しんでほしい」と話していた。

 署の管内では近年、外国人観光客が運転する車の事故などが目立っているという。


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