2019年12月7日 15:03 | 無料公開
パウエル米FRB議長(AP=共同)
【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は10〜11日に金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。今年3回実施した利下げの効果を見極めるため、政策金利を維持する公算が大きい。会合後に公表する来年の政策金利見通しが焦点となる。
パウエル議長は11月の議会証言で「現状の金融政策は適切だ」と述べ、当面は現状の政策金利水準が妥当だとの考えを示した。11月の雇用統計は就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、失業率も3・5%に改善。雇用情勢の堅調さが示された。