米FRB、政策金利維持の公算 来年の見通しが焦点

パウエル米FRB議長(AP=共同)

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は10〜11日に金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。今年3回実施した利下げの効果を見極めるため、政策金利を維持する公算が大きい。会合後に公表する来年の政策金利見通しが焦点となる。

 パウエル議長は11月の議会証言で「現状の金融政策は適切だ」と述べ、当面は現状の政策金利水準が妥当だとの考えを示した。11月の雇用統計は就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、失業率も3・5%に改善。雇用情勢の堅調さが示された。


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