JR3社、大災害想定訓練 大阪で新幹線の運行管理

大災害を想定し、大阪市内の第2総合指令所で行われた東海道・山陽新幹線の運行管理=7日午前

 東海道・山陽新幹線の運行を管理する東京の総合指令所が地震などで被災したと想定し、JR東海、西日本、九州の3社は7日、訓練を兼ねて大阪市内の第2総合指令所で始発から運行を管理し、報道陣に公開した。

 この日は最終列車まで、大阪で全区間を担当。関係各所からの電話の音が鳴り響く中、約160人の職員が慌ただしく対応に追われていた。JR東海の島田秀行輸送指令長は「新幹線は1本のレールでつながっていて、利用客も多い。重い使命を感じる」と話した。

 第2指令所は阪神大震災を機に、災害時などのバックアップ施設として1999年に開設された。毎年同様の訓練をしている。


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