2019年12月6日 23:22 | 無料公開
ストックホルムのノーベル博物館でサインした椅子を持つ吉野彰・旭化成名誉フェロー=6日(ロイター=共同)
【ストックホルム共同】ノーベル賞授賞式に出席するためにスウェーデンに入った吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)は6日、首都ストックホルムのノーベル博物館を訪問した。化学賞の授与につながったリチウムイオン電池の模型などを寄贈し、館内のカフェで椅子の裏にサインする恒例行事にも参加した。
寄贈品は、開発初期の試作品や実際に携帯電話で使われた電池の模型。「リチウムイオン電池開発の歴史が分かるように」との思いを込めた。
博物館のカフェは利用客に、自分の椅子にどの受賞者のサインがあるかも確かめて楽しんでほしいと勧めている。