ソフトバンクがAI研究所 東大と共同、米中に対抗

AIを開発する研究所の共同開設を発表し、握手するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(左)と東大の五神真学長=6日午後、東京都文京区

 通信大手ソフトバンクと東大は6日、人工知能(AI)の開発を行う研究所を共同で開設すると発表した。基礎から応用までの幅広い研究を一貫して担い、成果を迅速に事業化につなげる体制をつくる。世界的にAI開発の重要性が増しており、米国や中国など先行する海外勢に対抗する。

 名称は「ビヨンドAI研究所」。ソフトバンクと東大の研究者のほか海外の人材も招き入れ、約150人の体制にする。ソフトバンク側が10年間で200億円規模の資金を拠出し、研究報酬や設備の費用を賄う。来春に東大の本郷キャンパス内、来冬にソフトバンク本社に拠点を置く。


  • LINEで送る