地銀20行と被災企業支援 政府系ファンド、30億円

被災企業支援の基金設立で記者会見する政府系ファンドの地域経済活性化支援機構の渡辺准専務(右)ら=6日午後、東京都千代田区

 政府系ファンドの地域経済活性化支援機構(REVIC)は6日、常陽銀行(水戸市)や八十二銀行(長野市)といった地方銀行20行などと共同で、台風15、19号で被災した企業の復興を支援する基金を設立すると発表した。基金は来年1〜2月に組成し、総額約30億円の規模を想定している。

 今秋の暴風や水害の被災地域が広範囲に及ぶため、地域経済を支える企業や事業者の再生に向け、官民が足並みをそろえて金融面から後押しするのが狙いだ。

 台風15、19号で災害救助法の適用を受けた14都県に本店や主要な拠点を持つ企業に対して出資したり、債権を買い取ったりする。


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