サンマ水揚げ量史上最低の見通し 昨年比68%減

福島県いわき市の小名浜港に水揚げされたサンマ=11月18日

 全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京)は6日、サンマの11月末時点までの水揚げ量が、昨年同期比68%減の3万7715トンだったと発表した。漁期は12月末までだが既に漁を終えた船も多く、今年の水揚げ量は統計以来最低とされる1969年の約5万2千トンを下回る可能性が高い。

 発表によると、サンマ漁が盛んな北海道では水揚げがほぼ終わり、道全体の水揚げ量は前年同期比63%減の2万1352トン。昨年までサンマ水揚げが9年連続日本一の花咲港(北海道根室市)は、61%減の1万6101トンだった。


  • LINEで送る