大阪IR誘致で有識者会議 依存症対策「具体的に」と要望

大阪府と大阪市が誘致を目指しているカジノを含む統合型リゾート施設(IR)のイメージ

 大阪府と大阪市は6日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に向けた課題を話し合う有識者会議を開き、事業の大まかな計画となる実施方針案を説明した。委員からは、ギャンブル依存症対策に関して「事業者に何を求めるか、具体的に踏み込んでほしい」といった要望が出た。

 府市は11月に公表した方針案で、依存症対策として24時間365日利用可能な相談体制を求めている。委員からは、人材の具体的な確保策や、シンガポールでの対策を引き合いに科学的データの収集を求める声が上がった。

 実施方針案は2025年大阪・関西万博前の開業を目指すとしている。


  • LINEで送る