米、原発の80年運転を初認可 フロリダ州の2基、延長2回目

米国で初めて最長80年の運転が認められたターキーポイント原発3、4号機=米フロリダ州(FP&L提供・共同)

 【ワシントン共同】米原子力規制委員会(NRC)は5日、1970年代に運転を始めたフロリダ州のターキーポイント原発3、4号機について最長80年の運転を認可したと発表した。米国のほとんどの商業用原発は60年までの延長が認められているが、2回目の20年延長を認めるのは初。

 NRCは運転期間を3号機は2052年7月、4号機は53年4月までとした。日本と同じく米国でも原発の運転期間は40年だが、20年単位の延長が複数回認められる可能性がある。

 ターキーポイント原発を持つ電力会社「FP&L」は「運転延長は、顧客と地域経済にとっても大勝利だ」とのコメントを発表した。


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