過激派掃討も治安不安定 アフガン東部、IS反発も

 【イスラマバード共同】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)の山本忠通代表は5日、福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師中村哲さん(73)が殺害されたアフガン東部ナンガルハル州の治安について、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討が進んだものの依然不安定な状況にあるとの見方を示した。

 ガニ大統領は11月、治安部隊や米軍の掃討作戦で同州のISを「壊滅」したと宣言。今月1日までの1カ月で戦闘員や家族ら千人以上が投降したが、ISが反発を強め、テロに及ぶ可能性も指摘されていた。

 山本代表はISについて「安心できる状況にはない」と語った。


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