ウーバー労組、報酬下げに抗議 団体交渉も要請

ウーバー・テクノロジーズ日本法人の前で抗議のメッセージを掲げる労組メンバーら=5日、東京都渋谷区

 米ウーバー・テクノロジーズが展開する宅配サービス「ウーバーイーツ」が11月に配達の報酬を一方的に引き下げたのは不当だとして、配達員らで作る労働組合が5日、東京都渋谷区の日本法人を訪れ、抗議とともに、団体交渉に応じるよう要請した。記者会見した労組の前葉富雄執行委員長は「月単位でみれば数万円の報酬が下がる。説明がなく納得できない」と訴えた。

 11月20日に東京エリアの報酬の引き下げがメールで通知され、同29日から実施された。距離1キロ当たりの報酬が150円から60円になり配達員側の手取りが減るなどしたため、5キロの距離を配達した場合、約22%の減額になる。


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