国数への記述式導入、見送り検討 公平採点に懸念、共通テスト

文部科学省の看板=東京都千代田区

 2020年度に始まる大学入学共通テストを巡り、政府が国語と数学への記述式問題の導入を見送る検討に入ったことが5日、関係者への取材で分かった。

 記述式については、約50万人の答案を短期間で公平に採点するのは不可能などといった批判が相次ぎ、予定通りの実施は困難との見方が強まっている。

 共通テストは11月、文部科学省が英語への民間検定試験導入の見送りを決めたばかり。記述式も同様の事態となれば、大学入試改革の目玉が両方ともなくなることになる。


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