海自中東派遣、オマーンで補給へ 政府、防衛相の年末訪問検討

 政府は海上自衛隊の中東派遣を巡り、アラビア半島南東端のオマーンに護衛艦の補給拠点を設ける方向で調整に入った。政府関係者が4日、明らかにした。既に政府間で協議しており、年末に河野太郎防衛相がオマーンを訪問して協力を要請することも検討している。

 政府は年内にも護衛艦1隻とP3C哨戒機1機の派遣を閣議決定する見通し。北朝鮮のミサイル対応に当たるイージス艦は避け、ヘリコプター搭載の護衛艦とする案が有力だ。

 活動地域としてオマーン湾やアラビア海北部、バベルマンデブ海峡の東側の公海を予定する。海域が広く、補給のため周辺国へ寄港できる拠点をつくる必要がある。


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