アフガンIS、投降相次ぎ千人超 指導者死亡で組織弱体か

アフガニスタン東部ナンガルハル州で、政府に降伏したISの戦闘員ら=11月17日(ロイター=共同)

 【イスラマバード共同】アフガニスタンで活動する過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員や家族が相次いで政府に投降し、地元メディアによると、1日までの1カ月間で千人を超えた。専門家は政府の掃討作戦強化が奏功したことに加え、10月に指導者のバグダディ容疑者が死亡したことで、組織が弱体化したためと指摘している。

 特に投降が相次いでいるのはISの一大拠点とされる東部ナンガルハル州。ガニ大統領は11月中旬、「1年前なら誰も信じなかっただろう」と述べて同州でのIS壊滅を宣言し、州当局や治安部隊の健闘をたたえた。


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