再生エネルギー入札で情報漏えい 業務委託先のシステムに欠陥

 経済産業省は29日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)の入札で業務委託先のシステムに欠陥があり、事業者や入札価格などの非公開情報を他の入札参加者も閲覧できる状態になっていたと発表した。システムは28日に停止したが、過去の入札にもさかのぼって同様の情報漏えいが確認されたことから、結果への影響などを調べている。

 漏えいがあったのは、入札システムを運営する「低炭素投資促進機構」(東京)のインターネットサイト。太陽光発電やバイオマス発電で、入札参加者から他の事業者の入札価格や入札結果などが見えるようになっていると28日に通報があり、発覚した。


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