パワハラで岐阜県ヘリ整備士処分 10月1日から運航できず

 岐阜県は29日、部下にパワーハラスメントを繰り返したとして、防災ヘリコプター「若鮎3」の整備を担当する防災課係長級の男性整備士(48)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。パワハラ調査の中で、この整備士がヘリの定期点検を十分に行っていなかったことも判明し、10月1日からヘリの運航を見合わせているという。

 県によると、防災課には整備士3人が所属。処分を受けた整備士は2015年4月以降、20代の男性整備士に「なめくさってんじゃねえぞ」などと暴言を吐いたり、頭をたたいたりした。

 処分を受けた整備士はヘリの点検を実質的に1人で担っている。


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