古式装束で伊勢神宮参拝 両陛下、即位の礼終え

参拝に向かわれる天皇陛下を乗せ、伊勢神宮外宮の参道を進む馬車=22日、三重県伊勢市(代表撮影)

 三重県伊勢市を訪れている天皇、皇后両陛下は22日午前、伊勢神宮の外宮を参拝された。即位の礼と重要祭祀「大嘗祭」が終わったことを報告する「親謁の儀」で、即位後初の参拝となる。23日午前には皇室の祖神とされる天照大神を祭る内宮も参拝する。

 天皇陛下は、時折雨が降る中、上皇さまが29年前の伊勢神宮参拝で使用した「儀装馬車」に乗って、神宮内を進んだ。三種の神器の剣と璽も携えた。陛下は古式装束「黄櫨染袍」に身を包み、皇后さまは十二単に「おすべらかし」と呼ばれる髪形。それぞれ正殿に歩いて進み、玉串をささげて拝礼した。


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