国内生保7社が減益 円高で利息収入が目減り

 主要生命保険の2019年9月中間連結決算が22日、出そろった。国内9社のうち7社は本業のもうけを示す基礎利益が前年同期に比べて減った。円高が進み、保有する外国債券の利息や配当金の収入が円換算で目減りしたことなどが響いた。

 減益は日本生命保険、第一生命ホールディングス、明治安田生命保険、住友生命保険、ソニー生命保険、富国生命保険、かんぽ生命保険。富国生命の減益幅が18・4%で最も大きく、日本生命と第一生命も10%超の落ち込みだった。T&Dホールディングスと朝日生命保険は増益だった。


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