ボクシング、新システムに高評価 五輪予選の全日本で運用

新システムに導入されたボタンを押す審判(右)=阿久根市総合体育館

 ボクシング男子の東京五輪予選代表選考会を兼ねた全日本選手権が21日、鹿児島県の阿久根市総合体育館で開幕し、有効打の数などを瞬時に表示する新システムが試験的に運用され、選手や関係者からは前向きな意見が挙がった。

 5人のジャッジが有効打と判断した瞬間に別の審判が監視するモニターに表示され、ラウンドごとの集計数も分かる。21日に運用した22試合では表示数と勝敗が異なる試合はなかったという。日本ボクシング連盟によると、今後は審判の技術向上のため試合後に映像で検証可能にするなどの改良が進められる。


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