原発処理水の状況を説明 外務省で在京大使館関係者に

在京大使館関係者向けに開かれた、福島第1原発処理水の状況に関する説明会=21日午前、外務省

 東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水を浄化した後の処理水の状況に関し、政府は21日、在京大使館関係者向けの説明会を外務省で開いた。18日に開いた政府小委員会の議論の内容説明。

 小委では、保管中の処理水に含まれるトリチウムなどの放射性物質を1年間で海洋や大気に全量放出しても、一般の人が自然に被ばくする年間線量に比べ約1600分の1〜約4万分の1にとどまるとして「影響は十分に小さい」との評価結果が明らかにされた。

 韓国は9月の国際原子力機関(IAEA)年次総会で処理水を「汚染水」と表現するなど、海洋放出への懸念を訴えている。


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