北朝鮮、ロシアとの連携誇示 高官らと会談、米けん制

モスクワ郊外の空港に到着した北朝鮮の崔善姫第1外務次官(左)=19日

 【モスクワ共同】北朝鮮の崔善姫第1外務次官は20日、訪問先のモスクワでロシアのラブロフ外相と会談した。ロシア外務省によると、朝鮮半島や北東アジア情勢について協議。米朝交渉の再開をにらむ中、北朝鮮はロシアとの連携を誇示し米国をけん制した。

 崔氏は同日、チトフ第1外務次官と初めての「戦略対話」を実施。ロシア側によると両国関係の発展などについて協議した。21日にはモルグロフ外務次官とも会談予定で、相次ぐ高官との会談で友好国ロシアとの結束を確認する。

 崔氏は23日まで滞在予定。聯合ニュースによると崔氏は20日、ロシア滞在中に米側と接触する予定はないと述べた。


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