池袋事故遺族ら安全対策要望 国交相、高齢者運転に懸念

交通安全対策の充実を求める要望書を赤羽国交相(中央)に渡す「関東交通犯罪遺族の会」代表の小沢樹里さん。左は東京・池袋の暴走事故で妻と長女を亡くした男性=20日午後、東京・霞が関

 東京・池袋で4月、高齢ドライバー運転の乗用車が暴走した事故で妻松永真菜さん(31)と長女莉子ちゃん(3)を亡くした男性(33)ら交通事故遺族でつくる団体のメンバーが20日、赤羽一嘉国土交通相と会い、交通安全対策の充実を求める要望書を手渡した。

 遺族らと面会した赤羽氏は「最愛の家族を亡くされ、心からお見舞いを申し上げる。高齢者による事故が頻発し、大変な課題の一つだ」との認識を強調した。

 要望書では、事故原因究明のためドライブレコーダーを全ての車を対象に設置を義務付けることや、自動運転の進展に伴う安全対策づくりを求めている。


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