トルコ、外国出身のIS要員送還 シリア侵攻批判の欧州に反発か

 【イスタンブール共同】トルコのアナトリア通信は20日、トルコ政府が11日以降、過激派組織「イスラム国」(IS)の欧米出身メンバー計15人を母国に送還したと伝えた。ロイター通信によるとソイル内相は、拘束する外国人のIS関係者の大半を、年内に出身国に送還する考えを示した。

 トルコは欧州諸国を含む40カ国から来た約1200人のISメンバーらを拘束中。トルコ軍のシリア北部侵攻を批判する欧州に対し、トルコがISメンバー送還を通じて圧力をかけている形だ。

 ソイル氏は、ISメンバーらの市民権を剥奪して引き取りを拒んだ一部の国は「国際法違反だ」と主張した。


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