双葉町の小学生、帰郷を仮想体験 福島原発事故で避難続く

震災前のJR双葉駅の画像を見る小学生ら=20日午後、福島県いわき市

 NTTドコモなどは20日、東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町から同県いわき市に避難する小学生らを対象に、高画質のインターネット中継を活用し帰郷を仮想体験する「バーチャル遠足」を開催した。

 遠足には、町立双葉南・北小の児童と保護者ら約50人が参加。いわき市の仮校舎体育館に高画質の4K映像を映す大型スクリーンを設置、同時中継で町内とつないだ。

 来年春のJR常磐線全線再開に向けて整備が進む双葉駅や除染作業の様子が映し出されると、児童らは歓声を上げ、身を乗り出して見入った。無人機ドローンが撮影した映像も披露された。


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