阪神・矢野監督「百点に近い」 秋季キャンプ終了

阪神の秋季キャンプで矢野監督(右)と言葉を交わす臨時コーチの山本昌氏=高知県安芸市

 阪神は19日、高知県安芸市で若手を中心に約3週間鍛えた秋季キャンプを打ち上げた。選手は早出での守備特訓や、居残り練習などで課題解消に励み、井上、北川両打撃コーチらの指導は熱を帯びた。矢野監督は「全体をしっかり底上げできた。100点に近い」と明るい表情で総括した。

 新風を吹き込んだのが臨時コーチの山本昌氏だった。ブルペンなどで身ぶり手ぶりを交えて指導し、熱心に話し込む姿が見られた。通算219勝の名投手は後輩の矢野監督の求めに応じ、豊富な知識と経験を伝授。「数カ月後に、できたことが一つでもあれば成功だと思う」と語った。


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