JR原宿駅、五輪後に建て替え 西洋風デザイン維持

JR原宿駅の駅舎=2016年6月撮影、東京都渋谷区

 JR東日本は19日、大正期の西洋風建築として知られる山手線原宿駅(東京都渋谷区)の現在の駅舎を2020年東京五輪・パラリンピック終了後に解体し、建て替えると発表した。新たにできる商業ビルの一部になるが、できる限りデザインを再現する。現駅舎の南側と西側には、別に新駅舎を建設中で来年3月21日にオープンする。

 JR東によると、現駅舎は1924年に完成。骨組みがむき出しになった建築様式が採用されている。

 同社は2016年、現駅舎が耐火性能の基準を満たしていないことや、東京五輪に向け設備改良を図るとして改良工事に着手すると公表。地元の渋谷区などと協議してきた。


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