米、香港衝突激化で中国けん制 「暴力受け入れられない」

 【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は18日、香港で激化するデモ隊と警官隊の衝突について「深刻な懸念」を表明した。香港市民は1997年の香港返還に際し保障された自由を求めているだけだと指摘。「中国共産党は約束を守らなければならない」と述べ、香港政府による暴力的対応を支持する中国政府をけん制した。

 ポンペオ氏は「暴力は受け入れられない」と述べ、デモ隊と警察の双方に自制を求めた。その上で「警察力だけでは社会的不穏と暴力的事態は解決できない」と強調。香港政府に対し、デモに絡む警察による暴力事件について独立機関による調査を実施するよう促した。


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