中東非核化へ国際会議 イスラエル欠席、前途多難

 【ニューヨーク共同】中東から核兵器などの大量破壊兵器(WMD)を根絶する「中東非WMD地帯構想」を主要議題とする初の国際会議が18日、ニューヨークの国連本部で開幕した。中東唯一の核兵器保有国とされるイスラエルの非核化が焦点だが、同国と後ろ盾の米国は参加せず、前途は多難だ。会期は22日まで。

 核保有五大国のうち米国以外の英仏ロ中と、イスラエルを除く中東諸国が参加。来春の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に、構想の実現へ前向きなメッセージを発信する狙いだ。


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