日航、ジェットスター出資50% 比率引き上げ、国内線充実へ

 日本航空が、格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)への出資比率を33・0%から50・0%に引き上げたことが18日、分かった。関係強化を通じて国内線の路線網を充実させ、競争力を高めるのが狙い。連結子会社にはしない。

 三菱商事が保有していた株式を9月末までに買い取った。金額は非公表。日航とジェットスター・ジャパンは国内線で共同運航を実施しており、増加が予想される訪日外国人の取り込みを強化する。

 LCCを巡っては、ANAホールディングスが傘下2社を経営統合し、国際線の中長距離路線に進出する方針を示すなど、競争が激化している。


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