奈良小1殺害事件から15年 集会で見守りの大切さ確認

奈良市主催の追悼集会で、校区内を回り危険が潜んでいそうな場所を調べた成果を発表する市立大宮小の児童ら=17日午後、奈良市

 奈良市立富雄北小1年の有山楓ちゃん=当時(7)=が誘拐、殺害された事件から15年となった17日、児童の安全を考える奈良市主催の追悼集会が同市で開かれた。参加者は児童の命が奪われることのないよう願った。意見交換会では、見守り活動の大切さを指摘する声が相次いだ。

 会場では小中学校の教職員や保護者、見守りボランティアら約360人が集まり黙とう。仲川げん市長(43)はその後のあいさつで「子どもを見守る輪を広め、充実させなければならない」と述べた。


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