台湾総統選が本格化 与党、蔡氏が挙党態勢築く

台湾の蔡英文総統(右)と副総統候補の頼清徳・前行政院長=17日、台北(中央通信社=共同)

 【台北共同】台湾独立志向の与党、民主進歩党(民進党)の蔡英文総統は17日、台北市で記者会見し、来年1月11日の総統選で一緒に戦う副総統候補が頼清徳・前行政院長(首相)と発表した。午後には大規模集会を開き、総統選と同日実施する立法委員(国会議員)選の全国本部を立ち上げ。選挙戦が本格的にスタートした。

 頼氏は党内予備選を蔡氏と戦った実力者。蔡氏は挙党態勢構築に成功し、再選へ前進した。蔡氏は「総統選で必ず勝利する」と述べ、頼氏とがっちり握手した。最近の各世論調査で、蔡氏は親中路線の最大野党、国民党の韓国瑜・高雄市長に約10ポイントの差をつけている。


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