町長が無期限、時短育休へ 奈良・三宅町、異例の試み

取材に応じる奈良県三宅町の森田浩司町長=15日午後

 奈良県三宅町の森田浩司町長(35)は15日、期限を定めず必要に応じて数十分から数時間単位で時短勤務にして育児休暇を取得する方針を明らかにした。自治体の首長が短期間の育休を取った例は複数あるが、無期限での取得は珍しいという。

 訪問看護師の妻(30)が来年1月末に第1子を出産予定で、妻は約半年で仕事に復帰したいとの希望を持っているという。森田町長は取材に対し「災害などの公務は最優先する。妻は仕事で呼び出しもあり、一緒に子育てをしたい。育児は期限があるものではないので、柔軟な働き方を考えた」と話した。


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