香港、重体の70歳男性が死亡 デモ隊と市民衝突時、頭にれんが

14日、九竜半島と香港島を結ぶ海底トンネルの料金所に火炎瓶を投げる若者(AP=共同)

 【香港共同】デモ隊と警官隊などの衝突が続く香港で14日夜、抗議活動に伴う混乱の中、重体となっていた70歳の男性が死亡した。香港メディアによると、一連の抗議活動で日常生活に支障が出ている市民らとデモ隊が衝突した際、男性の頭にれんがが当たった。男性の死で社会の分断が一層鮮明となった。

 15日は警察の強硬な取り締まりに反発するデモ行進や中高生の集会なども予定されており、混乱は収束しそうにもない。

 香港メディアによると、13日に黒シャツ姿のデモ隊と口論となった数十人の市民が衝突。香港政府はれんがは「暴徒」が投げたと指摘し、デモ隊を非難した。


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