2019年11月14日 17:57 | 無料公開
ドイツGDP成長率の推移
【ベルリン共同】ドイツ連邦統計庁が14日発表した2019年7〜9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比0・1%増だった。4〜6月期に続く2期連続のマイナス成長は免れ、辛うじて景気後退局面入りは回避した。
統計庁によると、7〜9月期は、前期と比べて特に個人消費が伸び、輸出や建設投資も増えた。一方、設備投資は減少し、輸入は横ばいだった。
ドイツ経済は米中貿易摩擦の長期化や英国の欧州連合(EU)離脱問題を巡る先行き不透明感を背景に、自動車や機械などの輸出の大幅な落ち込みが懸念されていた。