診療報酬マイナス改定へ 医師の技術料や人件費焦点

 政府は13日、医療機関にサービスの対価として支払う診療報酬に関し、医療費抑制のため2020年度の見直しで全体の改定率をマイナスにする方向で検討に入った。薬代などの「薬価部分」を引き下げる。今後は医師らの技術料や人件費に当たる「本体部分」への対応や具体的な数値が焦点。本体部分はプラスを維持するとの見方が強く、年末の政府予算編成での最終決定に向け、関係団体や政府、与党内の調整が本格化する。

 診療報酬は税金と保険料、患者の窓口負担が財源となっている。改定率がマイナスの場合は医療機関などの収入が減り、プラスになれば医療費が膨張し、国民の負担増にもつながる。


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