探査最遠の天体「アロコス」に NASAが正式名称決定

探査機ニューホライズンズが撮影した天体「アロコス」(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は12日、無人探査機ニューホライズンズが1月に接近した天体の正式名称を「アロコス」に決めたと発表した。人類の探査機が訪れた中では最も遠いもので、天空を意味する米先住民の言葉にちなむという。

 チームはこれまで「ウルティマトゥーレ」という愛称で呼んでいた。

 ニューホライズンズは1月、冥王星の先にあり、地球から65億キロ以上離れたアロコスに接近。長さ約30キロで、パンケーキが二つくっついたような姿を撮影した。機体は飛行を続けており、チームは別の天体の探査を検討している。


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