全保育施設周辺にキッズゾーン 半径5百m以内の道路、検討促す

大津市で設置された「キッズゾーン」=7月

 保育中の子どもが死傷する事故が相次いでいることを受け、厚生労働省が全国の自治体に対し、保育施設周辺の道路でドライバーに注意を呼び掛ける「キッズゾーン」の設置を検討するよう促したことが12日、分かった。認可外を含む全保育施設の半径500メートル以内が対象区域で、路面の塗装などを想定している。都道府県と政令市、中核市に同日付で通知を出した。

 キッズゾーンは小学校や幼稚園が対象の「スクールゾーン」を参考にした。自治体と警察、道路管理者の3者が危険箇所の選定や、安全啓発について協議する。路面の塗装や速度規制、ガードレールなど具体的な方法は地域ごとに決める。


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