NHK新センター25年運用開始 全体の完成は36年

NHK新放送センター「情報棟」の外観イメージ図

 NHKは12日、本部施設NHK放送センター(東京都渋谷区)の老朽化に伴う、建て替え基本設計を発表した。来年9月に着工予定で、2025年に第1期工事完了と運用開始を目指す。全体の完成は36年という。

 床面積は約29万平方メートル。現在地に、報道や情報スタジオが入る「情報棟」(11階建て)や「制作事務棟」(18階建て)、公開スタジオなどを配置する。防災・減災報道の拠点として機能強化を図り、総建設費は約1700億円。NHKホールは改修して継続使用する。

 年間約60万人が来場する見学施設「NHKスタジオパーク」は20年10月に閉館する。


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