2019年11月12日 11:08 | 無料公開
11日、イラン・ケルマン州ラフサンジャンで演説するロウハニ大統領(イラン大統領府提供、AP=共同)
【ウィーン共同】イラン核合意の検証に当たる国際原子力機関(IAEA)は11日、イラン国内の未申告の場所から天然ウランの粒子を検知したことを確認したとする報告をまとめた。秘密裏の核関連活動の可能性を示すことになり、核合意の大前提を根本から揺るがせる打撃となる。
報告書はイランが7日に開始した中部フォルドゥの地下施設でのウラン濃縮も確認。外交筋は、合意履行時には月産4キロだった濃縮ウラン生産の水準が現状で約100キロと推定、さらに大きく増えるとの見方を示した。