決算ピーク、395社発表 東証混雑、厳しい表情も

上場企業の2019年9月中間決算発表がピークを迎え、報道機関向けに資料を投函(とうかん)する担当者=8日午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所

 上場企業の2019年9月中間決算発表が8日、ピークを迎えた。東京・日本橋兜町の東京証券取引所では午後5時時点で全体の約17%に当たる395社が業績を開示し、資料を配る担当者らで大混雑。米中貿易摩擦などで製造業を中心に業績の苦戦が目立ち、厳しい表情で記者会見に臨む経営幹部の姿が見られた。

 東証を訪れる企業関係者は昼ごろから徐々に増え、株式取引が終わった午後3時すぎには地下1階にある記者の取材拠点「兜クラブ」の前に長い行列ができた。

 東証は上場企業に対して期末から原則45日以内の決算開示を求めており、今年は期限前で最後の金曜日に当たる8日に集中した。


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