香港、大学生が転落し死亡 警察の催涙弾避けてか 大規模デモ激化の可能性

10月20日、香港・九竜地区でデモ行進する大勢の人たち(共同)

 【香港共同】香港・新界地区で4日未明に香港政府などへの抗議活動が行われていた際、現場近くの駐車場ビルから転落して重体となっていた男子大学生が8日、死亡した。学生が抗議活動に参加していたかどうかは不明。香港メディアが報じた。

 デモ隊側は、警官隊が発射した催涙弾を避けようとして落下した疑いがあると主張。6月から約5カ月にわたって続いている「逃亡犯条例」改正案をきっかけにした抗議活動が、学生の死亡によって、さらに激化する可能性が出てきた。

 香港警察は、学生が倒れていた現場は警官隊が催涙弾を発射した場所から離れすぎているとして、因果関係を否定している。


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