志賀原発で事故想定訓練 石川、住民ら2千人超参加

 石川県は4日、北陸電力志賀原発2号機(同県志賀町)が地震により外部電源を喪失し、放射性物質が外部に放出されたとの想定で防災訓練を実施した。国や富山県、自衛隊など約270機関の関係者や、原発から30キロ圏内の住民ら計約2200人が参加した。

 訓練は震度6強の地震が発生したとの想定で開始。対策拠点のオフサイトセンターに北陸電や石川県の担当者らが集まり、国や関係市町とつないだテレビ会議で事故状況や住民避難に関する情報を共有した。

 志賀町の小泉勝町長は、道路が寸断されるなどの被害状況を報告。同町総合武道館では、住民を陸上自衛隊の車両で避難させる訓練が行われた。


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