岸田氏、相次ぐ閣僚辞任で注文 「政治の停滞回避を」

 自民党の岸田文雄政調会長は2日、閣僚の辞任が相次いだ状況を踏まえ、政府に引き締めを図るよう注文を付けた。台風19号被害の視察で訪れた神奈川県箱根町で「災害対策など重要課題に対応するためにも、政治の空白、停滞を引き起こしてはならない」と記者団に述べた。政治の信頼回復に向けて説明責任を果たす必要性も強調した。

 大学入学共通テストへの英語民間検定試験の来年度導入見送りに関しては「政府はこういう事態を招いたことを反省しなければならない。混乱のない環境をつくり上げるよう努力してほしい」と語った。

 箱根町では橋脚が流失した箱根登山鉄道の被災状況などを視察した。


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