野党、文科相不信任案を視野 英語試験見送りで攻勢

 野党は1日、大学入学共通テストへの英語民間検定試験の2020年度導入が見送られたのを受け、混乱を招いた萩生田光一文部科学相への辞任要求を強めた。「身の丈」発言も踏まえて文科相不信任決議案の提出を視野に入れる。国会は2閣僚辞任の影響で日米貿易協定承認案の審議が来週に持ち越され、会期延長含みの情勢となった。

 立憲民主党など野党4党は、試験導入に反対する署名に取り組んできた高校生らを国会内に招いて報告集会を開いた。立民の安住淳国対委員長は「皆さんの頑張りで国を動かすことができた」と訴えた。4野党は導入延期法案を10月に共同提出している。


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