閣僚辞任、1週間で2人目 法相、後任に森雅子氏

左から辞任した菅原経産相(25日)、辞任した河井法相(31日)、答弁に立つ萩生田文科相(30日)

 安倍晋三首相は31日、公選法違反疑惑で閣僚2人が1週間で相次いで辞任する事態の対応に追われた。25日に辞任した菅原一秀前経済産業相、31日に法相を辞任した河井克行氏は、いずれも9月の内閣改造で初入閣していた。河井氏の後任には森雅子元少子化対策担当相を起用、沈静化を急ぐ方針だ。野党は、「身の丈」発言をした萩生田光一文部科学相の責任も追及する構えだ。

 自民党の森山裕国対委員長は立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、11月11、12両日に衆参両院で首相が出席する予算委員会集中審議開催を条件に国会審議の正常化を求めた。安住氏は応じず、平行線となった。


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