「ながら運転」撲滅へ広がる輪 愛知、ポケGO事故から3年

交通安全キャンペーンの出発式で話す則竹敬太君の父崇智さん(右端)。左端は竹田吉弘さん、直美さん夫妻=25日、愛知県一宮市役所

 愛知県一宮市でスマートフォンゲーム「ポケモンGO」をしながら運転していた男(39)のトラックにはねられ、小学4年の則竹敬太君=当時(9)=が死亡した事故から26日で3年。父崇智さん(49)が再発防止を訴える講演会は100回を超えた。同種の事故で肉親を亡くした者同士のつながりが生まれ、「ながら運転」撲滅を目指す運動の輪が広がっている。

 一宮市役所で25日に開かれた交通安全キャンペーンの出発式。「スマホを便利な道具にするか、凶器にしてしまうのか、私たちに委ねられている」。崇智さんが愛知、岐阜両県警の警察官らに訴えた。


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