ロシア、アフリカ回帰強める 43カ国首脳集め初サミット

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は23日、南部ソチでアフリカ諸国首脳らを集めて初の「ロシア・アフリカ首脳会議」を開いた。ソ連崩壊後、関係が疎遠になっていた地域の国々に対し、ロシアは武器、食料などの輸出を軸に関係強化に動いており、首脳会議は「アフリカ回帰」の象徴となる。

 ロシア大統領府によると、24日までの会議には43カ国の大統領ら首脳、11カ国の副大統領や外相らが出席する見込み。

 プーチン大統領はタス通信とのインタビューで、アフリカは「可能性を秘めた大陸」であり、欧州、米国、中国、日本が関係を強化していると指摘。ロシアも進出を加速する意向を示した。


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