ソフトB、米ウィーに支援合意 1兆円、経営再建へ

 ソフトバンクグループは23日、経営難に陥っている共有オフィス「ウィーワーク」の運営会社、米ウィーカンパニーに最大95億ドル(約1兆円)の支援策を実施することで合意したと発表した。マルセロ・クラウレ副社長をウィーの会長として派遣し再建を主導する考え。現会長で創業者のアダム・ニューマン氏は取締役から外れる。

 社債買い取りなど50億ドル分の支援のほか、既存株主から最大30億ドル分の株式を取得。既に決めていた15億ドル分の出資を早めることも盛り込んだ。これらの支援策により発行済み株式の約8割を取得するが、議決権ベースでは過半を占めず、連結子会社にはしない方針。


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