2019年10月23日 10:02 | 無料公開
文楽のせりふを語る「太夫」(左)と三味線弾き=22日、シンガポール(共同)
【シンガポール共同】シンガポールで22日、人形浄瑠璃文楽が初めて上演され、ヘン・スイキャット副首相ら400人以上の招待客が日本の伝統芸能を堪能した。在シンガポール日本大使館の「ジャパン・クリエイティブ・センター」の設立10周年を記念。約2時間の公演で会場は拍手に包まれた。23日まで2日間。
開演に先立ち、人形遣いの桐竹勘十郎さんは「文楽は存続の危機のたびに先人たちが命を懸けて守り、三百数十年伝わった。公演がシンガポールと日本のさらなる友好発展に少しでもお役に立てればと思う」とあいさつした。
壺坂観音霊験記の「沢市内より山の段」などが字幕付きで披露された。